子猫用キャットフードから成猫用キャットフードにはいつ変えればよいか
人は身体の成長と共に食事が変わっていきます。
それは猫も同じです。
栄養を過不足なく摂取するには年齢に合わせたキャットフードが最適です。
年齢ごとに必要カロリーは異なる
身体が未発達の子猫は成長していくために多くの栄養を必要としており、1日の摂取カロリーは1歳未満の子猫で100~200kcal/kgが理想です。
一方成猫の必要カロリーは70~80 kcal/kgほどです。
このように一日に必要とするカロリーは子猫と成猫とでは大きく異なるので、成長に合わせてキャットフードを変える必要があるのです。
年齢ごとに与えるキャットフードの違い
・子猫用ミルク…母乳に近い成分が含まれ、成長や免疫力向上を助けます。
・離乳食…子猫の成長に必要なカロリーが摂取できます。
水分が多く柔らかいフードで乳歯が生えてきた頃に与えます。
・幼猫用キャットフード…体の成長に必要なカロリーが含まれています。
胃腸がまだ弱いので1日に4、5回に分けて与えます。
・成猫(1歳)用…成長期は特に多くの栄養が必要で、成猫の約3倍のカロリーを摂取しますから、1歳用のフードは高カロリーに設定されています。
キャットフードを切り替えるタイミング
成長に合わせてエサの種類や回数を徐々に変えて成猫になるまでに離乳を済ませましょう。
猫によって体質や成長の速度に多少違いがありますから、飼い猫に合わせて与えるエサを調節しましょう。
生後3ヶ月までは猫は猫用のミルクを1日に4、5回ほどに分けて与えます。
生後3週間ほど経つと乳歯が生えてくるので、乳歯が生えて来たら離乳食に切り替えます。
生後4ヶ月~7ヶ月経った頃に幼猫用のドライフードやウェットフードに慣れるよう徐々に切り替えていきましょう。
食事は6時間おきに1日3回与えると良いでしょう。
1歳になるまでには離乳を完全に済ませ、1歳からはウェットフードやドライフードに切り替えましょう。
まだ胃が成長しきっていない時期ですから、一度にたくさん食べることが困難です。
猫の成長の具合や、一回で食べられる量をよく観察して、食事の回数を徐々に3回から2回に減らしていきます。
1日2回の食事は12時間おきに与えると良いでしょう。
子猫と成猫は1日の摂取カロリーが違いますから、1歳になっても高カロリーの子猫用のフードを食べていると体に負担がかかってしまいます。
とはいえ、1歳になったからといっていきなりフードを変えると猫は戸惑ってしまいますから、成長に合わせて少しずつフードを変え、成猫用のフードに慣れさせましょう。
猫が順調に成長し、健康を維持していくためには、年齢に合わせてキャットフードを調節することが大切です。
関連するコラムを読む