ウェットキャットフードをあげてしまうとドライキャットフードを食べなくなるのか
猫はグルメな生き物です。
飼い猫が気に入るエサを探すのに苦労している飼い主さんは多いのではないでしょうか。
キャットフードはドライフードとウェットフードの二つに大きく分けられますが、味や匂いは様々です。
特にウェットフードは種類が豊富で嗜好性が高く、猫の好みに合うものが多いのが特徴です。
とはいえ栄養素の面ではドライフードが勝っており、価格もドライフードの方がリーズナブルです。
飼い主さんとしてはドライフードをメインに与えたいものです。
しかし、ウェットフードばかり食べたがるようになってしまったら、どうすればよいのでしょうか。
猫がドライフードを食べなくなったときの対処法
ウェットフードは猫好みの風味、食感がするため多くの猫は喜んで食べます。
一方ドライフードは栄養バランスに優れているもののウェットフードよりは味付けが薄めです。
そのため、いつも食べていたのに急に食べなくなったり、ウェットフードを好むようになりドライフードの食いつきが悪くなったりする傾向があります。
もちろん、すべての猫が該当するわけではありませんが、ウェットフードを毎日食べていると味が薄いドライフードでは飽きて物足りなくなってしまうのです。
ドライフードの食いつきが悪いと感じたら、以下の方法を試してみてください。
1.ドライフードの種類を増やす
いつも食べていたドライフードの味に飽きてしまっているようなら、違う種類のドライフードを与えてみると食欲が増します。
もちろんいきなりフードを変えてしまうと逆効果になりますから普段のフードに加えるようにしてだんだん慣れさせます。
また、ドライフードを数種類用意してローテーションで与えることでも飽きてしまうことを防げます。
2.ドライフードのみ与える
ドライフードだけを主食として与えたい場合、ドライフードだけ出すという方法もあります。
ウェットフードが好みの猫でも、空腹で食べるものがドライフードしかないならば食べてくれるでしょう。
しかし、猫がそのまま一日食べないならこの方法はやめましょう。
エサを食べなくなることは危険です。
無理やりドライフードを食べさせることは猫にとってストレスとなることがあります。
ドライフードを数種類試しても食いつきが良くないならウェットフードでも総合栄養食がありますのでそちらを与えるようにしましょう。
3.ウェットフードは時々与える
ドライフードをメインで与えたい場合、ウェットフードをおやつやご褒美として与えることで食欲を刺激することができます。
ウェットフードの味に慣れてしまっては意味がありませんから、与える頻度には気を付けましょう。
4.ウェットフードをトッピングにする
ドライフードの食いつきがどうしても良くないと感じたら、ウェットフードを少量ドライフードに混ぜると食いつきが良くなります。
また、キャットフード用のふりかけを使うこともできます。
5.ウェットフードとドライフードのどちらもメインにする
ウェットフードがメインになることが悪いわけではありません。
ただし、栄養バランスの偏りや歯石の付着など気を付けるべき点があります。
ウェットフードは総合栄養食ではないことが多いので、よく確認してから購入しましょう。
また、ドライフードと交互に与えることで猫が食べ飽きてしまうことも防げます。
毎日または一週間ごとに交互に与えるとよいでしょう。
ドライフードは栄養価が高く、猫の健康に寄り添った無添加のものや療養食がたくさんあります。
ですからドライフードはおすすめのキャットフードですが、水分含有量が少ないので十分水分を摂取させることも忘れないでください。
あまり水を飲みたがらない猫もいるのでその場合ウェットフードを食べさせることで水分補給ができます。
ウェットフードもメリットがたくさんありますから、ドライフードにばかりこだわるのではなく、飼い猫の好みや体質に合わせてウェットフードを与えても良いでしょう。
※関連ページ
・ドライキャットフードとウェットキャットフードではどちらが良いのか
・猫がキャットフードを食べない時には
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